豊陵資料室だよりA__________

第2号 2002年秋の号

初誕生迎えた資料室さらに充実めざして努力中

昨年9月開設された「豊陵資料室」は着実にその存在を豊陵の中に位置づけつつある。
来室者は備えつけの記帳簿のうえでは9月末現在で200余人であるが、
5月に3年生が国語演習の授業で資料室を活用したのを始め、
HRなどの集団見学、個人的に来室する生徒の姿が散見される。

また卒業会員は個々に訪れる方のほか同期会の前に立ち寄ってと いうグループもあって、
初期の目的はほぼ達成されているように思 われる。
しかし、現在は月水金の平日が公開予定日のため、土曜日 の公開を求める声もあり、
今後は事前に事務局あてにご連絡いただ ければ便宜を計りたいと考えている。


●展示のこまめな入れ替え
ところで展示内容であるが、大幅な模様替えは来年以後を予定し ているので
設立当初と殆ど変更はしていないが、賞状の展示を増や し、
日本一の剣道中学を示す資料、体育大会で飛ばしたグライダーの 写真等を添付するなど、
狭いスペースながら改良を加えている。
パネル写真の二部入れ替えも検討中。
千2百点を超える貴重な資料の取扱い、展示資料の卒業年次ご との片寄りにも心を配っている。
卒業生の著作も少しずつその数は増えているが更にご協力をお願いしたい。

●次の特別展示テーマ
次に当面の課題として、定期的な特別展の開催がある。
その一つ は来年秋に予定している「クラブ展」。
すべてのクラブを一度に公 開というわけにはいかないので順次2〜3のクラブを取り上げる。
各クラブの創立以来の活動を眼で見る場としたい。
この場合、各 クラブのOB・OG会の全面的協力が必須事項である。
もう一つの企画は「豊陵人物展」。
各方面で活躍した卒業生を 写真や関係資料で紹介したい。
この人選については多くの同窓生の 意見を参考にすることは当然である。

●後継者と運営資金が問題
常に新しい構想を求めて資料室部会は毎月1回の定例会合を持って
今後の企画運営に努めているが間題点も抱えている。
第1点は後継者。さらに維持発展させるためには、この仕事に携 わる協力者が必要である。
水面下の根気が求められる管理・ 整理の雑用ではあるが
1人でも多くの人の力を借りたいという気持ちがある。
もう1点は、豊陵百年に向かっての資料室の拡大発展のための資金 的バックアップ。
ドネーションボックスの設置も苦肉の策であ る。
いずれにしろ資料室部会は地道な努力は続けていく。
物心共のご支援を心から侯つ。
最後に、今までに写真や資料を提供して下さった会員諸兄姉に
この場を借りて厚くお礼申し上げます。