第5回特別展は今回取上げた2つのクラブの対応から資料室側に特別展開催の本来の目的、そして今後の参考になる課題を提供された点で、収穫が得られたように思う。
学校創設期から続いた伝統あるバスケットボール部は偶然にも本年末刊行予定の「創部85周年・籠友会誌」の準備と重なったせいもあって高10期世代から50期世代まで男女を問わず展示資料にも関心を寄せられた。
また今回特別展に協力出展された「週刊朝日・山藤章二似顔絵塾特待生」松下侃立(高17期)の作品も来場者の人気を集めた。 松下氏には紙上でお礼を申し上げる。
次回の特別展はどのクラブを取上げるかまだ決まっていない。 わがクラブのこの時代にはこんな華があった」と資料室にお知らせ願えればと思う。
生徒の応募ふえる
高橋校長も協賛出展
6号館、森川ホール入口の廊下両側に修学旅行の写真を展示するようになって4年目になる。
今年度(62期生)は生徒の応募作品が例年に比べて多く、加えて高橋校長の協賛出品写真もありにぎやかな展示になった。 資料室では生徒の応募作品の受賞選考を、斎藤資料室部会長の縁で神戸大学写真部OB会長・竹内淳一郎氏にお願いしていたが、今年からは同会員で豊高写真部田中伸忠氏(高17期)も加わられることになった。
今年の選考の結果、「豊陵会長賞」に2年8組小城有理さんの作品が選ばれた。 このほかに「幻想的で賞」「美しいで賞」「おいしかったで賞」「三文の得で賞」など、質の高いもの、ユニークなもの11点が入賞し、副賞として図書券を受けた。 なお2人の選考者は全般的な講評として「シャッターチャンスを見逃さずに撮っていること」「狙いがハッキリしていること」などを挙げているが、構図の研究や手ブレに注意をすればさらに進歩する、とのアドバイスを贈られている。
(数字は組) 2 西光かほり、3 植村太一・小幡香織、4 中田修・小島碧、5 松田琴美、6 野村一樹、7 尾西涼子・野垣明穂・日西奈々、8 和田悠紀。
豊陵資料室の活動をもっと多くの人に知ってもらい、遠方の会員には居ながらにして資料室の概要が分るようにつぎのとおり改訂を進めている。
収集した多岐にわたる資料(写真・証書、賞状・教材・卒業生の著作・名簿など)の一部を6号館104号教室に展 示。 廊下には「校舎の変遷」と生徒が描いた校舎の絵画を紹介。 じっくりと観てもらえば学校教育史らしきもの が浮かんでくるのでは・・・。
体育系・文科系クラブを紹介。 その他、校歌および豊中(トヨチュウ)開設時の奏任官教諭を取上げた。 埋もれ ていたクラブの歴史に驚くことも。
初めて海外に行った59期生以後の生徒・教諭などが撮影した作品を紹介。 修学旅行も常設展で紹介されてい る皇居参拝から体験型に。
豊陵会報に毎号掲載の「豊陵資料室だより」のバックナンバーや連載「展示ケースから」を再掲載。
まだまだ欠陥や不都合が多々あると思うが、ご意見やご指摘をいただければ幸い。 ホームページ作成を手伝ってやろう、という方も大歓迎。