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豊陵資料室だよりF__________

第7号 05年春の号

クラブ展の展示から

昨年12月から今年7月まで開催の「第2回クラブ特別展」の内容をご紹介します。

「ハンドボール部」

 創部当初は「送球部」と称していたが、2度の全国制覇を始め1965年(昭和40)初頭まで全国大会の常連として君臨していただけに、豊富な戦績を示す賞状や写真、参加した大会のプログラムなどは展示スペースが足りないほどである。
 特異な展示資料として、朝日薫選手(高3期)が読み上げた全国大会の宣誓文や女子部全盛期のユニフォームがある。
また現在テレビ朝日で活躍中の橋詰優子アナウンサー(高45期)の選手時代の写真も興をそそる。

「新聞部」

 1946年(昭和21)に刊行されたガリ版刷りの「豊陵学報」と名づけられた第1号に始まり、1994年(平成6)発行の208号までの中からピックアップされた新聞が展示された。体裁も内容も高校生の作成したものとは思えないものである。
 その他、選挙を始めとする学校の諸行事の速報性を求めた号外なども興味を惹く。
現衆議院副議長・中野寛成氏(高11期)が自治会会長選挙に落選を報じる号外は豊高史の中の、今にして公開出来るエピソードの一つと言えよう。
しかし中野氏は次の選挙では、念願がかなって自治会会長に当選している。  

こうした号外を作るにあたって使用した謄写版一式も僅か30年の間に過去の遺品になったことに改めて郷愁を感じる人もいることだろう。

「薙刀部(現・なぎなた部)

 創部以来、顧問として発展に尽くした北坂美智子先生の寄贈による具足一式が展示コーナーを引き締め、華々しかった時代の賞状や写真、全国大会出場のプログラムなどが展示された。
 この他、現役部員の道場拭き掃除から始まる練習風景には武道に取組む姿勢がよく表れている。
なお「なぎなた部」は今年2月近畿大会に出場ベスト8に入った。